住宅デザインとは、人々が快適に暮らせる、あるいは効率的に働ける「空間」を作ることである。単に人が住んだり働いたりする「箱」をつくることではありません。その中で活躍する人・モノ・自然の要素を見極め、効率的に編集することで、新しい時間の流れを生み出す「空間」を目指します。また、設計から施工、そして施工後のメンテナンスに至るまで、すべてのプロセスにおいて本音で意見を交わすことができる効果的なコミュニケーションを確立するために、チームメンバーの育成やクライアントとの協働を大切にしています。外観は重要ですが、それだけが目的ではありません。例えば、住宅であれば採光や通風が何よりも大切ですし、店舗であれば採算性や機能性が何よりも大切ですし、マンションであれば安全性が何よりも大切です。室内が自然光で照らされ、自然換気されているなど、目に見えない部分にこだわったり、この家具は他で再利用できないか、この素材は外壁のサイディングに適しているかなど、無駄なコストをかけないように性能にこだわったり、修理できるものを新しい部品にするのではなく、バリューエンジニアリングで最初から最後までコストを抑えることを考えたりすることで、自然と個性が発揮される空間を追求している。
住宅設計
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